研究課題
若手研究(B)
本研究を通じて、デジタル教科書やCMSに蓄積された学習者の利用履歴を含んだ情報を活用して、協調学習に最適化された学習者グループを遺伝的アルゴリズムを応用することで自動生成し、協調学習の効果を高めるための支援の手法を確立した。また、この手法に基づく協調学習支援オンラインツールを開発し、Web アプリケーションおよびMoodle プラグインとして稼働させた。さらに、上記の手法とツールを用いて、教育実践に基づき支援の効果を評価した。
オンラインを活用した教育の重要性が高まるなか、オンラインシステムに蓄積される学習・教育データを教育改善に利活用する学習分析(ラーニングアナリティクス)の手法や仕組みの開発・検討は、さまざまな教育現場や研究分野の垣根を越えて社会レベルで取り組むべき重要な課題と言える。本研究では、この課題に対して、教育工学や情報科学の手法を用いてアプローチし、基本的なe-Learning システムであるデジタル教科書およびCMS のログデータが協調学習支援に実際に活用できることを示した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件)
International Journal of Learning Technologies and Learning Environments
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