研究課題/領域番号 |
16K16231
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
持続可能システム
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (2018) 国立研究開発法人国立環境研究所 (2016-2017) |
研究代表者 |
森岡 涼子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業情報研究センター, 主任研究員 (90415323)
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研究協力者 |
南斉 規介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 国際貿易 / 地球温暖化 / 金属資源 / .国際貿易 / 直接投入量 / 貿易統計 / 金属 / 将来推計 |
研究成果の概要 |
過去の国際貿易データをもとに2100年までの世界各国の貿易シナリオデータを構築した。推定貿易データをもとに金属資源別に元素含有量に換算し、各金属の各産出国における採掘量についても予測した。金属の加工度により、温暖化対策シナリオのレベルに応じて経年需要の増加傾向が異なっていた。また少数の産出国に依存している資源は、主要産出国の交代があり、それに伴い日本の貿易相手国も変化することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
温暖化対策と両立した金属資源利用を実現していくためには各国の動態のみならず、諸外国からの貿易を通じた需要誘発も考慮して将来を見通すことが重要である。本研究では、埋蔵量の限られる金属資源を対象に2100年までの採掘量および貿易量の推定を行った。一部金属資源について予約埋蔵量を超えることが見込まれる年代があり、今後需要が増える鉱石がある一方で対照的に需要が減る派生加工製品があることが示唆された。国際資源循環の結果、特定資源が滞留する地域については、リサイクル技術および資源の水平利用推進の政策が必要であり、温暖化対策と両立する資源循環の在り方を議論する上で本研究の予測結果は有用であると考えられる。
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