研究課題/領域番号 |
16K16312
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京工業大学 (2017-2018) 早稲田大学 (2016) |
研究代表者 |
大浦 弘樹 東京工業大学, 教育革新センター, 准教授 (90466871)
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研究協力者 |
吉川 遼
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 統計教育 / 反転授業 / シリアスゲーム / 統計学習 / システム評価 / 学習科学 / システム開発 / 教育工学 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,統計的思考の育成を目標に「データ分析と論証活動を支援する探究型統計学習環境」を開発することであった。研究成果として,ノベルゲーム形式の問題解決シナリオの中で,統計データのサンプリング,分析,結果となる図表を比較できるゲーム型システムを開発した。また,「未来の学習のための準備(PFL)」の支援原理を元に,本システムを活用した問題解決活動(準備)と講義(説明),演習を組み合わせた学習サイクルを大学生を対象に実験と実際の授業で検証した結果,本システム上で統計的問題解決活動に取り組むことができ,準備→講義→演習の学習サイクルを通して学習目標の知識とスキルの成績が向上した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年重要視されている統計的思考育成への高いニーズがある中,本研究の成果は特に初学者や数学や統計に苦手意識のために学習への動機や自己効力感をもてない学生に対して実際の授業でも活用できるシステムと授業設計を提案した点で社会的意義がある。また近年注目されている反転授業における説明(講義)動画→演習(討議)の学習サイクルに「形式的な説明を理解する準備としての問題解決活動」を加えた新たな学習サイクルを提案している点でも学術的意義を有すると考えられる。
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