研究課題/領域番号 |
16K16341
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
星野 玲子 鶴見大学, 文学部, 准教授 (90583485)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 塩類風化 / 石造文化財 / 測定方法 / 文化財科学 / 保存科学 / 劣化 / 塩害 / 濃度測定 |
研究成果の概要 |
この研究は石造文化財及び岩盤の塩類風化に関するものである。これまでは塩類の含有量、劣化の度合いの客観的な比較、結晶のない石造文化財と岩盤に含まれる塩類などを知ることは困難だった。そこで、新たな方法で石造文化財と岩盤表面の塩化物イオンとしての値を測定した。その結果、摩耗して湾曲している箇所は高い数値を示し、状態の良い箇所は低い数値という傾向であった。また、砕屑物も同様の傾向である。そのため、塩化物イオンの測定は塩類風化を客観的に判断する上で効果的な方法と考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文化財は所有者や管理者の力により維持・保存されており、そこに石造文化財の劣化に詳しい専門家が日常的に関与しないことの方が多い。そこで、専門知識や高度な技術を要することなく調査をしたり、劣化の進行度を判断できる本研究の測定方法は、誰でも簡単に多くの人が使うことができるという点において、広く一般的に利用でき意義のあるものと考える。
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