研究課題/領域番号 |
16K16370
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
重藤 迪子 九州大学, 人間環境学研究院, 助教 (90708463)
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研究協力者 |
高井 伸雄
BIJUKCHHEN Subeg
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 震源断層近傍 / 堆積盆地 / 強震動予測 / 2015年ネパール・ゴルカ地震(Mw7.8) / カトマンズ盆地 / 長時間幅パルス / 2015年ネパール・ゴルカ地震 / 3次元速度構造モデル / 地盤増幅特性 / 震源近傍 / プレート境界 / プレート境界地震 / 強震動 |
研究成果の概要 |
プレート境界地震での震源近傍における堆積盆地の強震動予測の高精度化を目的に,インドプレートとユーラシアプレートの衝突帯で発生した2015年ネパール・ゴルカ地震の震源断層近傍に位置するカトマンズ盆地で観測された長周期地震動を対象とし,その生成メカニズムの解明を行った.岩盤観測点で観測された幅約5秒の長時間幅パルス地震動は,最近傍のすべり域からの近地項・中間項に大きく影響を受けたものであり,その地震動が軟弱な堆積盆地に入力することで増幅され,周期約3~5秒で200~500 cm/sにおよぶ長周期地震動が生成されたことを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2015年ネパール・ゴルカ地震のカトマンズ盆地の堆積上観測点における強震動は,周期3~5秒において大きなパワーを有し,日本の現行の建築基準法で規定する告示波の応答スペクトルを上回る過去に経験したことの無い長周期に強力な破壊力のあるものであり,その強震動の生成メカニズムの解明は重要である.
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