研究課題/領域番号 |
16K16382
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター) |
研究代表者 |
土志田 正二 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター), その他部局等, 研究員(移行) (20526909)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 二次崩壊現象 / 崩壊発生危険地域評価 / 地形解析 / LiDAR / ドローン / 崩壊発生危険度評価 / 2次崩壊現象 / 斜面災害 / 2次崩壊 / 危険度評価 |
研究成果の概要 |
降雨により発生した斜面災害現場において,安全な探索・救助活動を行うためには,二次崩壊の危険性を考慮する必要がある。本研究では過去発生した二次崩壊による被害事例を収集し,その特徴を類型化ならびに発生メカニズムの解明を行い,災害初動期に考慮すべき情報について明確にすることを試みた。特に2014年広島豪雨災害において二次崩壊が発生した安佐北区可部東の崩壊事例の解析を行った。また斜面災害発生直後(二次崩壊発生前)の地形情報を収集する方法及びその地形情報を用いた迅速な二次崩壊発生危険地域を評価する方法の考察も行い、ドローン空撮情報から作成される地形データの有効利用方法を考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
降雨による土砂災害現場における二次崩壊現象は、探索・救助活動を行う上で危険性が高い。安全な探索・救助活動を行うためには二次崩壊現象を整理し、対策を考案することは学術的・社会的にも重要である。本研究では、二次崩壊現象を過去の事例からいくつかのパターンに分けて整理し、その対策について考察した。特に災害直後の探索・救助活動現場を想定し、時間軸を考慮した地形解析方法の考案は、既存の研究には無い学術的意義や社会的意義があったと自負している。本研究で用いたドローン空撮情報を用いた地形解析は、今後の災害現場の安全な探索・救助活動において重要な役割を示すものであり、今後の発展も期待される。
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