研究課題/領域番号 |
16K16394
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 木更津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
SAPKOTA ACHYUT 木更津工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (70724706)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 血液凝固 / 生体電気計測 / 体外循環 / 人工臓器 / メタボローム解析 / 生物ー生体工学 |
研究成果の概要 |
体外循環装置を用いた治療法おける血液の凝固が大きな問題である。この問題の対策として、凝固リスクを調べ、抗凝固処置を行う必要があるが、リアルタイムの血液状況を調べることができる方法がない。血液凝固の基本として昔から認められているウィルヒョウの三要素(血液成分の異常、血流の異常、血管内の異常)がある。本研究では血液凝固のバイオマーカとして血漿タンパク質、代謝物質の変動に関する分子バイオマーカ「血液成分の異常」および赤血球の配向、変形等の生理学的なバイオマーカ「血流の異常」を解析し、電気計測によって血液凝固のリスクを求めることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色と独創的な点は、本研究が生化学情報処理と電気信号処理のノウハウを踏まえたシステムバイオロジーにおける意思決定支援システムの新しいアプローチである点にある。本研究の成果は、医療現場における血液凝固の管理を可能とする画期的なシステムにつながり、血液の状況をリアルタイムで計測し、血液体外循環装置を利用する患者の自宅や病室、手術室など様々な医療現場で抗凝固処置を最適に行うことができるようになる。従って、将来的には患者の命を守るだけではなく、患者の生活の質(QOL)の向上および医療費削減にも結びつくことが予想される。
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