研究課題/領域番号 |
16K16411
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
大屋 貴志 横浜市立大学, 医学部, 助教 (40711263)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 口腔癌 / カテーテル / ナビゲーションシステム / 精度評価 / カテーテル留置術 / 精度 / レジストレーション / ナビゲーション / レジストレーションシステム / 超選択的動注法 / オーバーレイシステム / 上顎歯列 / 外頸動脈 / 医療・福祉 / 癌 / シミュレーション工学 / 情報工学 |
研究成果の概要 |
逆行性超選択的動注化学放射線療法のためのカテーテル留置術は、進行した口腔癌に直接抗がん剤を流入できるように、目的の動脈へ安全、確実にカテーテルを挿入する必要があある。そこでカテーテル先端を3次元的に追跡できるようなカテーテルナビゲーションシステムの開発を行っている。本研究は、患者さんの顔をビデオカメラで撮影し、そのビデオ画像上に、動脈が撮影されたCT画像を正確に重ねあわせて表示するシステムの精度評価を模型上で行った。上顎の歯の形状を認識、自動的に画像を重ね合わせるシステムで、前歯や臼歯を基準にした位置合わせで1mm程度の誤差であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進行した口腔癌は、手術となると後遺症が著しくなることがある。手術を回避する方法として逆行性超選択的動注化学放射線療法という治療法がある。耳周りの動脈からカテーテルを挿入し、先端を目的とする動脈まで入れていく。このカテーテル留置術という手技は難しいが、簡単、確実にできるようにするため、カテーテルナビゲーションシステムの開発に取り組んでいる。本研究では、ビデオカメラで患者さんの顔を撮影するだけで自動的に、正確な位置に頸動脈を表示できるシステムの検証を行った。結果、1mm程度の誤差で表示できることが判明しナビゲーション表示に有用である可能性が高いことが示された。
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