研究課題/領域番号 |
16K16453
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
信迫 悟志 畿央大学, 健康科学部, 助教 (50749794)
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研究協力者 |
大住 倫弘
古川 恵美
嶋田 総太郎
中井 昭夫
森岡 周
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 発達性協調運動障害 / 定型発達 / 感覚運動統合 / 自動模倣 / 自閉症スペクトラム障害 / 注意欠陥多動性障害 / 抑うつ / 確率共鳴 / 閾値下振動触覚刺激 / 抑うつ症状 / 視覚運動統合 / 模倣抑制 / 視点取得 / 注意欠如多動性障害 / 視覚-運動時間的統合機能 / 自動模倣機能 / 医療・福祉 / リハビリテーション / 神経科学 / 解析・評価 / バーチャルリアリティ |
研究成果の概要 |
本研究では,発達性協調運動障害における内部モデル(感覚-運動統合機能)障害およびミラーニューロンシステム(自動模倣機能)障害について検証し,確率共鳴現象の提供が,感覚-運動統合機能と運動機能に与える効果を検証することを目的とした。 本研究は,発達性協調運動障害のリスクを有する児では,感覚-運動統合機能と自動模倣機能が有意に低下していることを明らかにした。また確率共鳴の適用は,感覚-運動統合機能を向上することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達性協調運動障害では,運動が不器用なために日常生活や学業成績に困難を有するだけでなく,自己肯定感の低下,不安障害や抑うつ症状といった精神心理面にも影響をきたす神経発達障害であり,その頻度は学童期の5~6%と非常に高い。 本研究は,感覚-運動統合や自動模倣といった脳機能の低下が,運動の不器用さに繋がっていることを明らかにし,感覚-運動統合や自動模倣を向上する発達支援が,発達性協調運動障害を有する児の運動の不器用さ改善に繋がる可能性を示唆した。
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