研究課題/領域番号 |
16K16459
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田中 直樹 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (40754601)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | リハビリテーション / ロボット / 歩行感覚提示 / 歩行 / 脳卒中 / 歩行感覚提示装置 |
研究成果の概要 |
脳卒中患者に対する歩行感覚提示装置を用いた歩行リハビリテーションの効果を歩行能力,下肢筋力,筋電位を用いて検証した.従来の歩行リハビリテーションと比較して10m歩行速度,6分間歩行距離,麻痺側股関節屈曲筋力,麻痺側膝関節屈曲筋力で有意な改善が認められ,歩行速度,歩行距離においてはトレーニングの初期段階から高い増加が認められた.筋電位では麻痺側立脚期,遊脚後期で有意な筋活動の増加が認められた.これらの結果から歩行感覚提示装置を用いた歩行リハビリテーションは従来の歩行トレーニングよりも麻痺側下肢の立脚期の筋活動を促通し,より早期に歩行能力の改善が得られることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歩行感覚提示装置を用いた歩行トレーニングは,脳卒中患者に従来行われている歩行トレーニングと比べて歩行速度や歩行距離などの歩行能力や下肢筋力,下肢筋活動で高い改善が認められた.このことから,脳卒中患者に対する歩行感覚提示装置を用いた歩行トレーニングは脳卒中患者の歩行のより高いレベルの回復に貢献できることが考えられた.
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