研究課題/領域番号 |
16K16490
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
藤田 育郎 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (90608027)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | カリキュラム構成 / 走り幅跳び / 走り高跳び / 運動組み合わせ / 学習の順序性 / 助走リズム / 陸上運動・競技 / 発達段階 / 跳躍系種目 |
研究成果の概要 |
本研究では,跳躍系種目の技能学習の焦点を「走と跳の組み合わせ」に置き,助走リズムに着目した学習指導の成果について検証を行った。その結果,ラスト3歩のリズムアップを強調した学習指導は,走り幅跳びにおいて「間延びした踏切動作」を引き起こす可能性を指摘できた。 そしてここには,跳躍系種目の学習順序性の問題が横たわっている。本研究では,走り高跳びから走り幅跳びの学習へと展開したが,走り高跳びにおける踏切脚接地時の深い後傾姿勢が走り幅跳びにおける「間延びした踏切動作」を助長した可能性が指摘でき,ラスト3歩のリズムアップを強調する場合,遠くへ跳ぶ運動から高く跳ぶ運動へと学習を展開することが望ましいと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,中学校体育授業において,生徒たちの走り幅跳びおよび走り高跳びの跳躍動作をバイオメカニクス的手法によって詳細に検証した。このような実証的なデータから跳躍系種目(走り幅跳びおよび走り高跳び)の学習の順序性について提案することができたため,ラスト3歩のリズムアップを強調する場合,遠くへ跳ぶ運動から高く跳ぶ運動へと学習を展開することが望ましいとする本研究の研究成果は,今後の陸上運動系領域の学習指導の充実に広く寄与するものと思われる。
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