研究課題/領域番号 |
16K16562
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 北翔大学 |
研究代表者 |
吉田 昌弘 北翔大学, 生涯スポーツ学部, 准教授 (30404776)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 筋活動 / フィードバック / 音刺激 / リハビリテーション / スポーツ / 足関節 / スポーツリハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究は、スポーツ動作中の筋活動の低下を音刺激でフィードバックし、筋活動を高めることを目的とした。大学生競技者を対象に、トレーニング動作中における下肢筋の筋活動をモニタリングした。規定した筋活動レベルを越えた場合に、ビープ音を発して対象者へフィードバックした。音フィードバック条件では、フィードバック無しおよび口頭指示のみの条件と比較して、有意に筋活動が高かった。本結果から、筋活動を音フィードバックするリハビリテーションは、特定の筋活動を高める有用な方法であると示唆された。本手法は、動作を正確に遂行できているかを対象者が把握することを可能にし、スポーツ外傷後の運動学習に貢献できると推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
音フィードバックで筋活動を高めるリハビリテーションは、動作の正確性をリアルタイムで対象者に知らせる点で優れている。従来のリハビリテーションでは、筋活動をリアルタイムでフィードバックすることは困難であり、治療者の経験的な視診や触診により動作の修正が行われてきた。音フィードバックは、客観的な数値を元に動作の成否を即時にフィードバックできるため、対象者自身が不良動作を修正するいわゆる運動学習効果が高いと言える。さらに、本手法は幅広い部位や疾患に応用でき、スポーツリハビリテーション領域において汎用性が高いことから、スポーツ現場で広く活用されることが期待される。
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