研究課題/領域番号 |
16K16566
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
佐保 泰明 帝京大学, 医療技術学部, 講師 (90438036)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 鼠径周辺部痛 / クロスモーション / 筋硬度 / 股関節 / 三次元動作解析 / 鼠経周辺部痛 / グロインペイン / スティフネス |
研究成果の概要 |
本研究では鼠径周辺部痛の危険因子と発生メカニズムの解明に向け、股関節の機能に着目して研究を行った。鼠径周辺部痛を訴えることの多いサッカー選手の股関節内転筋群の筋硬度は利き足側と非利き足側で差が認められ、非対称性の競技特性が筋硬度に影響する可能性を示唆した。鼠径周辺部痛を発症した群は非発症群と比較して股関節内転筋力と外転筋力が有意に低く、股関節安定化をはかる筋群の筋力低下が発生要因の一つと考えられた。鼠径周辺部痛のリハビリテーションや予防として行われる身体の対角線上の動きであるクロスモーション動作を解析した結果、骨盤の可動性に効果的であり、股関節への負荷が減少する可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鼠径周辺部痛は、スポーツ選手にとって引退を余儀なくされることの多い障害であり、治療に難渋する場合が多い。そのため、リハビリテーションや予防方法を確立することが求められている。 本研究の結果から、鼠径周辺部痛の予防としてシーズン前から股関節内転筋および外転筋筋力のトレーニングを導入することが重要であり、また、対側上下肢を連動させ骨盤の回旋を促すクロスモーションの動作を習熟することにより股関節の負荷を減らせる可能性が示唆された。
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