研究課題/領域番号 |
16K16569
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 健康科学大学 |
研究代表者 |
粕山 達也 健康科学大学, 健康科学部, 准教授 (40631867)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 発達運動学 / 障害予防 / 幼児教育 / 臨界期 / 発達性協調運動障害 / 運動制御 / 動作分析 / スポーツ医学 / 運動発達 / リハビリテーション / 予防医学 |
研究成果の概要 |
本研究は、走動作、跳動作、投動作などの基本的運動能力が運動器スポーツ障害に与える影響について明らかにするために、小学生の縦断的な運動パターンの変化を調査した。小学生においては運動器スポーツ障害の発生率が少なく、障害群での運動パターンの変化を検討することができなかったが、運動パターンの発達が未熟なものと一般的にスポーツ障害の発症メカニズムと類似することが明らかになった。また、運動パターンの縦断的な変化を調査した結果、小学校低学年時(特に入学時)の基本的運動能力が高学年以降にも持ち越されており、幼少期の基本的運動能力の重要性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼少期の基本的運動能力の重要性に関する報告は多いが、運動器スポーツ障害との関連を報告した研究は少ない。未熟な運動パターンが、運動器スポーツ障害にも影響する可能性が示唆されたことは、障害予防におけるリハビリテーション医療への影響だけでなく、体育分野など教育領域へも示唆を与える。また、先行研究同様に、幼少期の運動能力が以後の運動能力に影響を与えることが明らかになり、小学校低学年までの運動パターンの確立や基本的運動能力の向上は、生涯の運動能力や健康状態においても重要であることが示唆された。
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