研究課題/領域番号 |
16K16612
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
石丸 侑希 摂南大学, 薬学部, 特任助教 (80611607)
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研究協力者 |
柴垣 郁弥
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病網膜症 / アペリン / アペリン受容体(APJ) / 血管新生 / 神経変性 / 神経細胞死 / 神経保護 / 網膜 / APJ / VEGF / 虚血性網膜症 / Apelin / 生活習慣病 / 薬物治療学 |
研究成果の概要 |
糖尿病網膜症は、失明を引き起こす眼疾患であり、その原因は、病態進行によって生じる病的網膜血管新生であることが知られている。今回、網膜症モデルであるoxygen-induced retinopathy (OIR) モデルマウスを用いた検討から、生理活性ペプチドであるアペリンの受容体が病的網膜血管を構成する内皮細胞において高発現すること、およびアペリン受容体アンタゴニストがこの病的網膜血管新生を抑制できること明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病網膜症は、成人における失明原因の上位を占めており、高齢化や食の欧米化の背景から、今後、益々患者数が増加することが予想される。現在、治療薬として血管内皮増殖因子 (VEGF) 中和抗体が用いられているが、奏効しない症例が存在することから、新たな治療薬の開発が求められている。今回、網膜症モデルマウスにおいて、アペリン受容体阻害剤が病的網膜血管新生に対して阻害効果を示すことを明らかにしたことから、アペリン受容体阻害剤が糖尿病網膜症による失明を阻止できる新たな治療薬となる可能性が示唆される。
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