研究課題/領域番号 |
16K16614
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
宇田川 陽秀 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 代謝疾患研究部, 上級研究員 (50533882)
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研究協力者 |
安田 和基
南茂 隆生
舟橋 伸昭
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 内臓脂肪 / 皮下脂肪 / 転写因子 / Gata5 / 高度肥満 / 肥満 / 間質血管分画 / 脂肪前駆細胞 / アディポカイン / ASC / 糖尿病 / オミックス解析 / 脂肪細胞 / 大網脂肪組織 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、内臓脂肪組織優位に発現する遺伝子の生物学的・機能的意義を検証した。まず、内臓脂肪優位に発現する転写因子Gata5に着目し、マウスの各種脂肪組織で発現を確認した結果、マウスにおいてもGata5の発現は内臓脂肪優位であった。C3H10T1/2細胞にGata5遺伝子を過剰発現させたGata5-C3H細胞株を樹立し機能を解析した。その結果、Gata5遺伝子の過剰発現は前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化を顕著に抑制した。さらに分化誘導過程の発現解析から、脂肪細胞分化に重要な遺伝子のCebpb, Cebpd, Cebpa, Ppargの発現を有意に抑制していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
内臓脂肪・皮下脂肪など各脂肪組織の違いにおける生物学的・機能的意義を解明することは、生命予後の不良な高度肥満の病態解明とともに、日本人肥満・糖尿病の本質的な治療法開発にも貢献できる。本研究では高脂肪食マウスの内臓脂肪と皮下脂肪組織を採取し、各部位の脂肪細胞の遺伝子発現量の差が肥満・糖尿病の病態に関わる意義について探索した。ヒトおよびマウス内臓脂肪で共通して皮下脂肪と発現が異なる遺伝子群(内臓脂肪遺伝子群)および内臓脂肪優位な遺伝子Gata5を同定した。今後候補遺伝子の脂肪細胞における機能や標的遺伝子を探索することで創薬や肥満病態の解明に繋がる可能性がある。
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