研究課題/領域番号 |
16K16651
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
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研究機関 | 首都大学東京 (2017-2019) 弓削商船高等専門学校 (2016) |
研究代表者 |
續木 大介 首都大学東京, 人文科学研究科, 特任准教授 (50646346)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 乳幼児 / 拡散光イメージング / 参照脳 / DOT / 解剖ラベル / 脳機能計測 |
研究成果の概要 |
本研究の結果、確率的 DOT の手続きによって、被験者そのものの頭部構造情報を参照する従来の DOT に匹敵する精度の脳機能イメージングを実現できることが示唆された。また、乳幼児の頭部アトラスのサイズと構造への近似を目的として、頭表ランドマークの座標を介し、成人脳アトラスをアフィン変換する処理を行い、得られた成人脳由来の仮想乳幼児頭部アトラスに対して、BrainGPS を用いて脳の解剖情報を付与することに成功した。この手法により、確率的 DOT によって得られた脳機能画像に仮想乳幼児脳アトラスをオーバーラップさせ、解剖情報による解釈を加えて脳機能画像を解析するための基盤を作ることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において提案した確率的 DOT は、複数の脳アトラスを参照して光伝播のシミュレーションならびに脳機能断層像の作成を行う脳機能イメージング法であり、この概念自体に学術的な新規性がある。ならびに、得られた脳機能断層像に脳回レベルの解剖情報を加えてデータを解釈するための基礎的なパイプラインを開発し、精度の高い非侵襲な乳幼児の光脳機能イメージング実現に向けて、嚆矢を放つことができたと考えられる。
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