研究課題/領域番号 |
16K16668
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
小田桐 奈美 関西大学, 外国語学部, 准教授 (50709136)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | キルギス語 / ロシア語 / コード・スイッチング / 旧ソ連諸国 / 中央アジア / 旧ソ連 / 社会言語学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ソ連崩壊後のキルギス共和国におけるコード・スイッチング(以下CS とする)の実態を明らかにすることである。主にキルギス共和国の首都において、キルギス語とロシア語のCS 現象が頻繁に観察されることは、国内外の研究者及び現地メディア、また一般の人々によってもある種の社会現象として指摘されてきたが、これまでその実態は、事実上、学術的に解明されてこなかった。そこで本研究では、キルギス共和国首都ビシュケク市におけるキルギス語とロシア語のCS の実態を、談話データの分析、参与観察等の方法を駆使して多角的な視点から検討し、その特徴、類型、機能等を実証的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、談話データに基づいてキルギス語とロシア語のCSの実態を明らかにする、初めての試みである。近年のCS研究の傾向として、移民コミュニティや国際(異民族間)結婚家庭など、どちらかといえば特定の国・地域における少数派を対象とした研究が盛んであることが指摘できるが、キルギス語とロシア語のCSは、多数派民族であるキルギス人の間で頻繁に観察されることが特徴である。
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