研究課題/領域番号 |
16K16693
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
青野 道彦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (10773567)
|
研究協力者 |
李 慈郎
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | TEI P5 Guideline / Digital Humanities / Samantapasadika / Vinayapitaka / apubbapadavannana / 上座部仏教 / 人文情報学 / ヴィナヤピタカ / サマンタパーサーディカー / vinaya / 戒律 / TEI P5 / XML / 註釈文献 / 印度哲学 / 戒律文献 |
研究成果の概要 |
本研究は『ヴィナヤピタカ』という戒律聖典の註釈書『サマンタパーサーディカー』の研究基盤を整備することを目的としている。スリランカや東南アジアの諸地域で伝承される上座部仏教では、信仰・教義と共に行動規範である戒律が重要な意味を持ち、その戒律を理解する上で不可欠な資料が『ヴィナヤピタカ』及び『サマンタパーサーディカー』である。『ヴィナヤピタカ』については研究の進展が著しいが、『サマンタパーサーディカー』については更なる研究が俟たれる。そこで、本研究は『サマンタパーサーディカー』の研究基盤を整備するために、人文情報学的アプローチからそのテクストを巡る諸問題の解決を試みた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人文系資料の研究は、過去を掘り下げ、異文化を読み解くことを通して、自文化を照らし出すことを主たる目的としている。『ヴィナヤピタカ』及び『サマンタパーサーディカー』の研究もこの様な目的を有しており、南アジア・東南アジアの仏教というフィルターを通して自文化を相対化して捉えることを目標としている。その基礎となるのが考察対象を正確に理解することであり、そのために本研究は『サマンタパーサーディカー』のテクストに関わる諸問題の解決を試み、研究基盤の整備に努めた。
|