研究課題/領域番号 |
16K16821
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 明治学院大学 (2018-2019) 東京外国語大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
鈴木 陽子 明治学院大学, 教養教育センター, 講師 (10735848)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 使用基盤モデル / 語彙習得 / 談話 / 動詞 / 構文 / 話しことば / 用法基盤モデル / コーパス / 言語習得 / 構文理論 / 動詞の習得 / 談話研究 / 話し言葉の言語学 |
研究成果の概要 |
本研究は、構文理論や使用基盤モデルに基づき、子どもの動詞の語彙知識と構文知識の習得プロセスを探求するものである。子どもと養育者の自然発話データを対象に、(1)言語使用における非対称性、動詞と構文の習得過程の記述、(2)子どもの誤用の分析、(3)語彙と構文知識の習得がどのように関連するかについての考察を行なった。実際の言語使用にみられる語彙や構文には頻度の点で非対称性が観察され、その分布が子どもの言語習得のプロセスとも関連することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
使用基盤アプローチによる言語習得理論では、特定の語彙に特化した構文の習得プロセスについては多くの研究が成されているものの、抽象的統語構文をどのようにして一般化・抽象化していくのかについては研究が不足している状況にある。本研究が取り組む課題はまさに後者と一致するものである。また、動詞の使用や習得に関する研究は、私たちが事態をどのように捉え、概念化・形式化するかという問題と深く関わるテーマであり、本研究は理論言語学における事態把握についての議論をより発展させることを目指すものである。
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