研究課題/領域番号 |
16K16869
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 順天堂大学 (2017-2019) 筑波大学 (2016) |
研究代表者 |
藤田 亮子 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00756281)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 英語教育 / リスニング / ノイズ / 言語習得 / リスニング理解 / 予測性 / 質的研究 / 語の予測性 / 英語教育学 / 第二言語習得 |
研究成果の概要 |
ノイズが日本人英語学習者のリスニング理解に与える影響を検証することを本研究の目的とした。ノイズの聴解への影響を解明するために、ノイズの度合いと発話内容の予測性に焦点を当て、量的・質的にノイズの聴解への影響を検証した。さらに、長期的実験も行った。結果、最もノイズの度合いが大きい文では、予測性の有無にかかわらず、最も正答率が低かった。最もノイズが低い状況で、協力者は文脈情報を効果的に使用していたが、ノイズの影響に個人差が見られることが分かった。また、ノイズ付音声のリスニング活動を長期的に行っても、ノイズ付音声の聴解力に向上は見られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の日常生活は、ノイズに溢れているが、英語のリスニング学習場面でのノイズの影響はほとんど検証されていなかった。本研究では、量的、質的手法を用いた実験により、ノイズが英語学習者リスニング理解に与える影響を分析した。また、実際に英語授業でノイズつき音声を用いたリスニング指導を長期的に行うことで、実践面も検証した。本研究はノイズつき音声という、より現実に近い音声を用いた実践的なリスニング理解について、示唆を与えた。
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