研究課題/領域番号 |
16K17126
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 神戸大学 (2017-2019) 大阪経済大学 (2016) |
研究代表者 |
善如 悠介 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (10754682)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | プラットフォーム / 両面市場 / イノベーション / フリーミアム / シェアリングエコノミー / e-コマース / 最恵国待遇条項 / 価格同等性条項 / カルテル / 契約形態 / 間接ネットワーク外部性 / 経済政策 |
研究成果の概要 |
本研究課題を通じて、プラットフォームによる様々なイノベーションやそれに関連した戦略の効果を明らかにした。それらの研究成果が応用できる産業は、e-コマース型プラットフォーム・メディアプラットフォーム・システム型プラットフォーム・シェアリングエコノミープラットフォームなど多岐にわたる。さらにそれらは、プラットフォーム経営やマーケティングだけでなく、消費者保護・競争政策に対する示唆に富むものである。 また、研究期間の最後には、プラットフォーム市場の内部への影響だけでなく、既存の流通網などプラットフォーム外部への影響にまで分析対象を広げることもできた。これらは今後も継続して研究する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラットフォームによるイノベーションは、利用者にとって有益である場合が多い。しかし、それは同時にプラットフォーム間の競争状況も変えてしまう可能性もある。つまり、イノベーションに成功した1つのプラットフォームが、市場において多大な支配力を持ち、消費者に対して独占的に振る舞うかもしれない。当初、その技術的な複雑性から、多くの先行研究は対称なプラットフォーム間の競争に注目することが多く、イノベーションを伴う非対称な競争環境についての研究はあまり蓄積されていなかった。しかし、近年では後者の競争環境も考慮した発展的な研究が増えており、本研究課題もその分野に対して一定程度の貢献を与えることができた。
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