研究課題/領域番号 |
16K17128
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
|
研究機関 | 帝塚山大学 |
研究代表者 |
蟹 雅代 帝塚山大学, 経済経営学部, 准教授 (20509187)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 共同研究 / 技術距離 / 探索と活用 / 企業ダイナミクス / 特許データ / 特許 / 経済事情 |
研究成果の概要 |
本研究では、企業ダイナミクスに係わるテーマの一つとして、企業の技術変化に注目し、企業の技術構成の変化と共同研究の関係について、特許データを用いて定量的検証を行った。特許(当該企業の新技術)と企業の特許ポートフォリオ(当該企業の既存技術)の技術距離を計測し、技術距離と共同研究の選択がどのような関係にあるのかを示した。分析結果について、探索的な技術分野(技術距離が遠い)では共同研究が発生しやすいこと、技術距離と共同研究の確率はU字の関係が見られることがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今のオープンイノベーションや産学連携への高い関心が示すように、共同研究のような外部組織との協調が重要であることは共通認識となっている。これを政策課題として取り上げるには、客観的なエビデンスを提示する必要があるが、企業内部の動向はデータ化が困難であり、定性的な分析が多いのが現実である。本研究では、特許データを用いることで、企業の技術構成の変遷をデータで入手することが可能となり、定量的な評価を示すことができる。 本研究は、企業ダイナミクスの原動力として共同研究がなぜ重要であるのかを示す研究であり、企業ダイナミクスのメカニズムの理解に大いに貢献するものである。
|