研究課題/領域番号 |
16K17171
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 愛知学院大学 (2017-2018) 長崎大学 (2016) |
研究代表者 |
土橋 力也 愛知学院大学, 経営学部, 准教授 (00588923)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 競争戦略 / コモディティ化 / 規格化 / 自転車産業 / テキストマイニング / 競争優位 / 自転車 / プラットフォーム / 動態的分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、第1に、日本の自転車産業を対象にテキストマイニングを実施し、コモディティ化の要因について動態的に分析した。製品特性、産業構造、知覚品質の影響力の強さの経時的変化を明らかにした。第2に、コモディティ化の分析を補完するために、日本だけでなく欧州の自転車産業のケーススタディを実施した。オランダでは、自転車は一つの文化であり、その文化が製品のコモディティ化を防止していたことが明らかになった。第3に、コモディティ化の概念の理論的拡張を行った。製造業ではなくプラットフォーム・ビジネスにおけるコモディティ化(規格化)を分析し、サービスのコモディティ化が競争優位に与える影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コモディティ化に関する既存研究では、コモディティ化をもたらす要因を列挙するだけの静態的な分析にとどまっており、どの要因が最も強く影響しているかについてはほとんど分析されていなかった。しかし、本研究ではテキストマイニングを活用して動態的に分析にしたことが学術的意義である。また、コモディティ化の進展を遅らせるためには、社会的な文化を醸成することが重要であると指摘した点も重要な貢献であると考えられる。さらに、プラットフォームビジネスにおいては、サービスのコモディティ化の程度とプラットフォームのデザインのフィットが競争優位に影響することを明らかにしたことは実務的インプリケーションを持つと思われる。
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