研究課題/領域番号 |
16K17200
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 福井工業大学 |
研究代表者 |
野際 大介 福井工業大学, 環境情報学部, 講師 (90736125)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 購買行動 / 潜在クラス分析 / マーケティング・サイエンス / 構造方程式モデリング / 商学 |
研究成果の概要 |
本研究における研究成果は、データでは観測できない顧客や消費者の潜在状態を推定する枠組みを提案し、その枠組みを用いた実証分析によって評価できることを示したという点である。とりわけ、購買履歴データの解析によって、顧客がもつ遷移状態を異時点間で推定し、操作的にチェリーピッカーとして定義づけが可能となる研究を行った。これにより、店舗やチェーンにおける顧客の態度の移り変わりを購買履歴データから評価できる方法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、近年活用が求められているビッグデータを用いて、顧客の行動結果(購買や探索行動など)からその結果に至る潜在状態を推定する試みである。具体的には、実店舗だけでなく、ECサイトの購買履歴データやアクセスログデータを解析することによって、同店舗やチェーンにおける相対的な顧客の潜在状態を推定ならびに評価する枠組みを提案することが可能である。従来では、質問紙調査を複数回実施することでその状態を確認するという手段であったが、コストや時間的制約があり実務上困難な状況である。このスキームを活用することで、顧客の態度の移り変わりといった変化をデータ解析からとらえることが可能になる利点が存在する。
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