研究課題/領域番号 |
16K17207
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
堀口 真司 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (10432569)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 公認会計士の倫理意識 / 内部告発 / 企業倫理 / 監査人の倫理意識 / 監査 / 告発動機 / 倫理意識 / 会計学 |
研究成果の概要 |
なぜ監査人は、特にそれがプロフェッショナルのイメージや広範な社会的評判に重要な影響を持つと知っていながら、不正について報告することをためらうのか。本研究では、日本の公認会計士の告発動機、特にその知覚された組織からの支援がその動機に及ぼす影響について調査した。 結果は、以下のことを示している。(1)日本の公認会計士は、不正を報告するとき、外部的な告発よりも、内部的な告発を選択する傾向にある。(2)日本の公認会計士の中では、知覚された組織からの支援の効果は、外部的な告発の場合よりも、内部的な告発の場合に、ポジティブに高い。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「内部告発」に関する研究領域では、これまでにも従業員の告発モデルが開発されてきたが、会計監査人に焦点を当てた告発モデルを開発したことが当該領域への学術的意義である。また日本でもこれまで監査人の「告発」に焦点を当てたテーマの重要性が指摘されてきたが、主に概念の整理にとどまるものであった。本研究の結果は、今後の制度設計の基礎となる情報を与えることが予想され、そこに社会的な意義が期待される。
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