研究課題/領域番号 |
16K17216
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
潮 清孝 中央大学, 商学部, 准教授 (90551747)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アメーバ経営 / 管理会計 / 戦略 / ラーニングスクール / 京セラ / 歴史 / 多角化 / 戦略変化 / 戦略会計 / アクターネットワーク理論 / 長期的な競争優位 / ラーニング学派 / 予算管理 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、1980年代以降を中心に、アメーバ経営の変化・発展のプロセスに焦点をあて、外的環境や経営戦略に応じて、どのように管理会計システムが変化・順応しうるかについて、分析を行うことであった。具体的な研究手法としては、インタビュー調査や資料・文献調査などに基づく定性分析である。 本研究においては、ミンツバーグの提唱する「ラーニング・スクール」と呼ばれる戦略概念に基づきながら、外的環境や組織戦略の変化などに応じ、アメーバ経営がどのような役割をもち、また、アメーバ経営自体が変化していったかについて、具体的案事例を取り上げながら、具体的かつ詳細なプロセスを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の特徴は、ミンツバーグが提示する「ラーニング・スクール」の戦略概念に基づきながら、アメーバ経営の歴史的な形成および変化のプロセスについて、明らかにしたことである。既存研究においては、暗黙裡に、「プラニング・スクール」における戦略概念をもとに分析が行われている。しかしながら、本研究においては、「結果として生み出された行動の束」として戦略をとらえている。そうすることで、アメーバ経営が、事前の計画としての戦略に従属的に規定されるのではなく、アメーバ経営を通じて、現場で日々生み出される最善策をいち早く拾い上げ、組織内に展開することで、組織の行動を変化させていることが明らかになった。
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