研究課題/領域番号 |
16K17271
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
福田 菜々 北海道科学大学, 工学部, 准教授 (70554731)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 超高齢社会 / 高齢者 / 地域包括システムケア / 居場所 / 地域包括ケアシステム / テンミリオンハウス / 地域包括ケア / 高齢者福祉 / 社会学 / 地域福祉 / 社会福祉学 |
研究成果の概要 |
本研究では超高齢社会に突入した我が国において、地域に存在する居場所が高齢者の幸福感に与える影響および高齢者へ向けた包括的な支援・サービスのあり方や運営手法を明らかにした。近接性の高い居場所は高齢者にとって外出機会の増加および介護予防に役立つ「通いの場」であり、また社会との「接点・交流の場」として機能し、こうした居場所を利用する高齢者の幸福感や老いに対する捉え方に好影響を与えていることが明らかとなった。施設運営に関しては、その地域の実情を熟知した地元民を含んだ団体が行うことで、高齢者のニーズを早期に発見し、柔軟に支援を提供できるといえ、利用者の声を適宜聞き入れ、活かすことが重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会に突入した日本では、高齢者が馴染みのある地域内で健康的に活動できる場所を一定範囲内に設けることは必須である。確かな高齢者の居場所として成功している事例の背景を理解することは、地域で高齢者を支える地域包括ケアシステムを確立する上で、高齢者の生活問題を理解し、それを解決するための方策を検討するために必要な視点である。また、ひとつひとつの地域における規模や特性・資源および財政状況が異なる中で、それぞれの環境に応じた居場所を確保し、運営を維持していくために必要なプロセスを示すことは、今後の持続可能な社会を形成する上で意義があると考える。
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