研究課題/領域番号 |
16K17314
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 石巻専修大学 |
研究代表者 |
佐藤 誠子 石巻専修大学, 人間学部, 助教 (20633655)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 能動的学習 / 認知的能動性 / 教授学習過程 / 大学授業 / 授業研究 / 思考過程 / 知識の操作 / 質問生成 / 教育系心理学 / 高等教育 |
研究成果の概要 |
本研究は,講義型授業における大学生の能動的学習を促進する教授学習条件について,学習者の認知的側面から検討したものである。大学生を対象とした教授実験および実際の授業過程の分析から,授業で学んだ知識をもとに新たな予測を生成したり既有知識と関連づけたりする認知的活動は自発的には生じにくいこと,ただし教授者側で適切な課題設定をおこない関連づけを促進する手立てがなされれば,そのような認知的能動性が高まることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今,様々な手法による大学授業改善が試みられているが,その大半は身体的活動性を重視したものである。本研究では,能動的学習を捉える際,授業で学んだ知識をもとに新たな予測を生み出したり既有知識と関連づけたりする学習者の認知的活動性に着目した。本研究は,授業形態に依らない能動的学習のあり方を検討する一つのモデルを示したといえる。また同時に,本研究の成果は,授業形態が身体的活動性を伴うものであっても,本研究で明らかにされたような教授条件が満たされていなければ能動的学習の達成は困難になることを示唆するものである。
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