研究課題/領域番号 |
16K17315
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 茨城キリスト教大学 |
研究代表者 |
黒澤 泰 茨城キリスト教大学, 生活科学部, 講師 (00723694)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 夫婦 / 両価的な対人関係 / 関係内ストレッサー / 関係外ストレッサー / 関係内サポート / カップル用多側面ストレス測定尺度 / 子育て期 / ストレス / 結婚満足度 / 人生満足度 / 関係焦点型コーピング / サポート / 親密な関係 / MSQ-J / 生活満足感 / 精神的健康 / 夫婦内ストレッサー / 夫婦外ストレッサー / 両価性 / コーピング / ジョイント・インタビュー |
研究成果の概要 |
夫婦関係などの親密な関係においては、パートナーとの関係に対してストレスを感じるとともに、そのパートナーからサポートも受け取る。本研究では、このような関係を両価的な対人関係と定義し、その影響を一連の研究を通して検討した。夫婦を対象としたオンライン調査と郵送調査を通じ、1)カップル用多側面ストレス測定尺度の日本語版(MSQ-J)を作成したこと、2)これまで焦点が当てられてこなかった夫婦間に発生するネガティブなライフイベントの構造や要因を明らかにしたこと、3)両価的な関係の個人内/対人間の影響過程を検討したこと、以上三点が本研究の成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一連の研究の中で、親密な関係の内外に発生するストレスを測定する尺度であるMSQの日本語版を開発した。MSQは世界中で用いられており、日本語版を開発したことにより、夫婦とストレスに関連する国際比較研究やネガティブライフイベントのメカニズムのさらなる解明が可能になる。また、結婚満足度と人生満足度に異なる要因が影響を与えるということが示唆された。この知見は夫婦カウンセリングなどの実践場面に活用できると考えられる。さらに、本研究ではオンライン調査と郵送調査という異なる手法を組合せ、二つの調査に共通した頑健な知見を紹介できた。
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