研究課題/領域番号 |
16K17334
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
古川 洋和 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 講師 (60507672)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 歯科恐怖症 / 認知行動療法 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,歯科恐怖症患者に対するインターネットを利用したオンライン認知行動療法を開発し,有効性を検証することであった。本研究では,(1)歯科恐怖症に対するオンライン認知行動療法に必要な構成要素,(2)歯科恐怖症に対するオンライン認知行動療法の作成および適用可能性,(3)歯科恐怖症に対するオンライン認知行動療法の有効性,の3点について実証的研究を行った。本研究の結果,作成したオンライン認知行動療法が歯科恐怖症の改善に有効であることが示された。今後は,本研究によって作成されたオンライン認知行動療法プロトコルが,歯科恐怖症の症状改善のみならず,歯科受診行動を促進できるか検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科恐怖症に対して有効性が確認されている認知行動療法が実施される機関を訪れることのできる患者は多くないことが指摘されている。本研究の成果は,従来の認知行動療法による支援を受けることが困難であった歯科恐怖症患者の歯科治療に対する不安・恐怖がどのように維持し続けているかを明らかにするとともに,口腔内の状態を改善するための方策を提供する点においても有益であり,これらの点はいずれも国内外における他の研究にない本研究の特色と意義である。
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