研究課題/領域番号 |
16K17535
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
プラズマエレクトロニクス
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
須貝 太一 長岡技術科学大学, 工学研究科, 助教 (20535744)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | パルスパワー / 大気圧プラズマ / 水処理 / 高電圧 / 放電 / プラズマ / OHラジカル / オゾン / プラズマエレクトロニクス / プラズマ化学 |
研究成果の概要 |
大気圧プラズマによる水処理では、プラズマによって生成される高い酸化力を持つOHラジカルによって有機物を分解する。高効率の水処理を実現するためにはOHラジカルの生成過程を理解する必要がある。本研究ではそれを目的として、オゾン空間に水滴を噴霧した場合とそれと同様なオゾン濃度条件で噴霧水滴にプラズマを照射した場合でのOHラジカル生成量を比較した。この結果、OHラジカルはオゾン濃度に依存して生成された。また、プラズマ照射によってOHラジカルはむしろ減少した。これより、OHラジカルはプラズマによって生成されたオゾンが水と相互反応することで生成されることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大気圧プラズマを用いた水処理技術は水中の難分解性物質を分解する技術の一つとして、盛んに研究されている。その技術において、更なる高効率化が実用に向けた課題となっている。大気圧プラズマ水処理方式はいくつかあるが、その中でも気中のプラズマ空間に水滴を噴霧する方式は染料脱色においては最も高い効率を実現できる方式であることがわかっている。今回はその方式におけるOHラジカルの生成過程を解明した。特にOHラジカル生成量はオゾン濃度に依存するという結論は本分野全体における高効率化研究の重要な指針となる。
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