研究課題/領域番号 |
16K17655
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
堀田 英之 千葉大学, 大学院理学研究院, 特任助教 (10767271)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 太陽対流層 / 太陽熱対流 / 黒点 / 磁気流体力学 / 熱対流 / 光球 / 数値計算 / 太陽 / 乱流 |
研究成果の概要 |
太陽全体を一貫して取り扱うための数値計算コードを新しく開発した。このコードでは、太陽表面で重要となる光によるエネルギーの損失を出来るだけ精確に取り扱いつつも、大規模数値計算機にも対応した先進的な数値計算コードである。この数値計算コードを用いて、世界で初めて太陽の外側にある対流層全体を包括した数値計算を実行した。また、太陽表面に現れる強磁場領域である黒点について、世界で初めて太陽深部から一貫した計算で形成を再現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究での成果には宇宙天気的な意義がある。太陽深部で発生する磁場は、黒点を形成し、しばしば太陽フレアなどの突発現象を引き起こし、地球にも影響を与える。この太陽深部→黒点の過程を明らかにしたことで、太陽で起こる爆発現象で根本の理解に繋がるであろう。また、太陽磁場生成については、まだ多くの謎が残っている。これは太陽内部を光で直接観測することができないことが原因の一つであるが、本研究では、世界で初めて太陽深部と観測可能な表面を繋げることができた。このことにより今後太陽深部での磁場生成についてさらなる理解が進むであろう。
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