研究課題/領域番号 |
16K17804
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 気象庁気象研究所 |
研究代表者 |
横田 祥 気象庁気象研究所, 気象観測研究部, 併任(第四研究室) (10723794)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 積乱雲 / データ同化 / アンサンブル予報 / 二重偏波レーダー / 赤外線カメラ / 気象学 |
研究成果の概要 |
積乱雲に伴う降水について、二重偏波レーダー等の高密度観測のデータ同化による再現を行い、再現された降水のアンサンブル予報に基づく解析により、降水の発生に適した大気場の特徴が抽出できることを示した。また、降水が予測されていない箇所にレーダーデータを適切に同化する手法や、非線形予報モデルの繰り返し計算を用いて非線形に時間変化する物理量をより適切に同化する手法を考案し、これらによって降水の予測が改善する可能性を示した。赤外線カメラによる降水域周辺の下層大気場の観測の利用可能性も調査した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で行ったアンサンブル予報に基づく降水の解析手法は、発生頻度が小さく複数の要因が考えられる複雑な気象現象を統計的に解析できる新しい手法として有用であり、学術的意義が大きい。また、本研究のアンサンブル予報に基づく解析で得られた降水の発生に適した大気場の特徴、本研究で提案した降水予測改善のための新しいデータ同化手法や赤外線カメラによる観測の利用などは、豪雨予測に向けた数値モデルやデータ同化手法の高度化に大きく寄与する。
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