研究課題/領域番号 |
16K17810
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
土井 威志 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 付加価値情報創生部門(アプリケーションラボ), 研究員 (80638768)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | エルニーニョ予測 / 季節予測 / 自信過剰 / 貿易風の季節内変動 / 確率過程 / 東風バースト / エルニーニョ |
研究成果の概要 |
本研究では、2014年のエルニーニョ予測が外れた理由を、SINTEX-F2季節予測システムで調べた。その結果、熱帯太平洋西部で、6-7月に発生した東風バーストを含む東西風の季節内変動が重要であることが明らかになった。これらの風イベントの個々の発生タイミングを予測することは難しいが、それらを確率過程として予測シミュレーションに取り入れることで、エルニーニョ予測の誤検出問題を改善できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エルニーニョ現象の予測について、誤検出しやすい問題を改善する方法を示した。すなわち、熱帯太平洋西部での東西風の季節内変動の発生を確率過程として予測シミュレーションに追加強制することで、2014年などの予測のハズレを回避することができることを示した。エルニーニョ現象の発生は、世界中で異常気象の引き金になるため、その予測の誤検出率を下げることができたことは学術的にも社会的も重要である。
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