研究課題/領域番号 |
16K17880
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
神谷 昌宏 北里大学, 理学部, 助教 (40758447)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 鉄錯体 / 水素発生 / アルコール酸化 / 触媒反応 / 有機合成反応 / 水素貯蔵 |
研究成果の概要 |
シクロペンタジエニル配位子を有する鉄錯体とピリジニルケトンとの反応により、種々の多官能性鉄錯体を合成した。これら錯体は様々な1級、2級アルコールの脱水素反応に活性をした。対照実験の結果から、電子供与性基を配位子中に導入することで触媒反応が加速されることを明らかにした。また、反応機構解析によりアルコールの脱水素過程における鍵中間体や配位子の官能性部位のプロトン受容能についても明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的であるアルコールの水素発生型酸化反応は廃棄物の少ないケトン、アルデヒド化合物合成法として有用であることに加え、アルコールの水素貯蔵媒体としても利用可能な化学変換プロセスである。本反応を効率的に進行させる手法が開発できれば、クリーンな化学プロセスの開発や、新エネルギー媒体として注目を集めている水素エネルギー利用に向けた基礎的知見が得られる。よって、学術、産業両分野への広い波及効果が期待できる。
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