研究課題/領域番号 |
16K17961
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2017-2018) 福井県立大学 (2016) |
研究代表者 |
牛丸 和乗 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 研究員 (10770703)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ε-ポリリジン / 親水化 / 抗菌材料 / 天然高分子 / ε-ポリ-L-リジン / バイオベースポリマー / 抗菌化 / 細胞接着 / バイオプラスチック / ポリカチオン / 抗菌プラスチック |
研究成果の概要 |
本研究では、独自の「末端官能基化ポリカチオンの微生物合成」技術を用い、既存の疎水性高分子材料の親水化および機能化に取り組んだ。 新たな技術としてカチオン性の天然高分子であるε-ポリリジンを有機溶媒に可溶な複合体に変換する技術を開発し、当該複合体がプラスチック材料および抗菌材料として利用可能であることを示した。 一方、既存高分子材料のカチオン修飾に関しては反応条件の最適化が必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、医用材料や再生医療分野で用いられる細胞培養基材として有用な「親水性・抗菌性・細胞接着性を併せ持つプラスチック材料」の創生を目的として検討を行った。 目的とする機能性プラスチック材料の開発に取り組む中で、微生物由来の水溶性高分子を水に不溶なプラスチック化する技術を見出した。この手法で得た材料は微生物由来の環境調和型材料であると共に、優れた抗菌活性を示す機能性材料であることを見出した。
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