研究課題/領域番号 |
16K18116
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
安藤 毅 東京電機大学, 工学部, 助教 (00712431)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 植物生体電位 / 点滅光 / 光合成 / 植物工場 / 光化学反応 / 炭素固定反応 / 明反応 / 解析・評価 / 計測工学 |
研究成果の概要 |
本研究では,LEDの点滅光刺激に対する植物生体電位の応答特性を解析し,それを指標とする光合成速度の評価手法を確立することを目的として研究を行った.提案手法は,光合成の反応時間にもとづく周期の点滅光を,植物生体電位の応答を誘引する外部刺激として用いる,アクティブかつ選択性が高い測定が可能であることが特徴である. 点滅光に誘引された生体電位応答と光合成速度の相関を検討した結果,相関係数0.9を越えた。点滅光によって,光合成に起因する応答のみが誘引された結果である。点滅光は光合成を促進する効果が知られており,本提案手法での光合成の評価と栽培現場での栽培促進が両立可能であると結論付けられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初,光合成反応に起因する生体電位応答を誘引する点滅周期は,光合成の反応時間とされる20 msや200 μsが最適であると予想していたが,点滅の高速化によるS/N比低下の影響と,光合成以外に起因する生体電位は応答が遅いことから,実際に最も光合成の評価性能が良かった点滅周期は1s~0.1sの点滅周期であった。 結果として,点滅光に誘引された光合成反応に起因する生体電位応答のみを精度よく観測できたことから,生体電位応答と光合成速度の相関係数は0.9を越えた。点滅光は光合成を促進する効果が知られており,本提案手法での光合成の評価と栽培現場での栽培促進が両立可能であると結論付けられた.
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