研究課題/領域番号 |
16K18153
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 東北学院大学 (2017-2018) 東北大学 (2016) |
研究代表者 |
三戸部 佑太 東北学院大学, 工学部, 講師 (60700135)
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研究協力者 |
金子 祐人
阿部 こゆき
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 海岸堤防 / 津波 / 局所洗掘 / 減災効果 / 水理実験 / 数値実験 / 数値計算 / 移動床実験 / 越流 / 洗掘 / 防災 |
研究成果の概要 |
巨大津波が海岸堤防を越流すると背後の地面が局所的に大きく侵食される。この堤防背後における洗掘現象は津波による堤防破壊要因として知られるが、津波の勢いを抑え背後域の被害を減少させた可能性が指摘されている。この研究では洗掘の発達およびエネルギー減衰効果を実験に基づき明らかにし、これに基づく数値シミュレーションにより減災効果について議論した。また、洗掘状況が異なる構造においても同様の解析を行い、減災効果を考慮した最適な堤防構造について議論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究で得られた成果は今後も発生する巨大津波に対する対策として重要な役割を担う海岸堤防について、その構造の決定に有用な知見を与えるものである。さらに研究の中で得られた洗掘の発達過程およびエネルギー減衰効果の経験式によるモデルを組み込むことで、一般的な津波氾濫計算においてそれらの減災効果を評価することが可能となる。個々の地域特性や想定津波に対し、最適な海岸堤防を検討するための有用なツールとなるものである。
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