研究課題/領域番号 |
16K18214
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 立命館大学 (2017-2019) 東京理科大学 (2016) |
研究代表者 |
藤井 健史 立命館大学, 理工学部, 助教 (50599199)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 緑視率 / 全方位視野 / GPGPU / 立体角 / 交差判定 / 植栽計画支援 / 可視領域 / モンテカルロシミュレーション / 緑地計画支援 / 景観・環境計画 |
研究成果の概要 |
本研究は、どのような形状の樹木をどのような条件で配置すればどの程度の緑視率(=緑の可視量)を得られるのかを明らかにし、より少ない設計労力で精度よく緑視率の確保を加味した植栽計画を策定できるよう、その助けとなる設計指標の作成を検討したものである。GPUを援用した高速緑視率計算手法を開発し、50m四方の仮想敷地にランダム生成した大量の樹木配置モデルの緑視率計算を行った。これにより、樹木の形状・配置数・配置形態に応じた緑視率の統計的な期待値を明示するとともに、樹木の配置条件と緑視率の分布様態との関係を分析した。得られた知見は、緑視率確保を加味した樹木配置計画を行う際に、検討の目安になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外部空間において、利用者からどれだけ緑が見えているのかは、快適性の向上の観点から計画上の重要なテーマとなる。しばしば緑視率といった指標で評価され、効率的な緑視率の確保が計画に求められる。しかし、植栽計画は計画者の感覚に頼る部分が大きく、緑視率の確保が精度よく検討されているとは言いがたい。本研究で得られた知見は、植栽計画を行う上でどの程度の緑視率が確保されるかを示す目安となりうるものであり、緑視率を加味した計画検討の効率化や精度向上への貢献が期待できる。緑地の計画は前述のように快適性の向上という公共の利益に関わるものであることから、本研究の社会的意義が認められる。
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