研究課題/領域番号 |
16K18386
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
角田 伸人 同志社大学, 生命医科学部, 助教 (50544615)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / γ-secretase |
研究成果の概要 |
アミロイドβタンパク質(Aβ)は、γ-secretaseによって産生される。細胞膜に局在するtetraspanin(TSPAN)によるγ-secretaseへの影響を解析した。 TSPANとアミロイド前駆体タンパク質(APP)を一過性に発現したHEK細胞の培地に含まれるAβについて解析した。各TSPANによって、Aβの産生量に変化が認められた。TSPANを発現させない場合と比較して、Aβの総量に変化が認められるTSPANとAβ量が低下するTSPANに分類できた。しかし、Aβ40とAβ42の比率に変化は認められなかった。本研究で、TSPANはAβ産生を亢進させないことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の高齢化社会問題のひとつに認知症があり、その多くの患者はアルツハイマー病である。この問題は患者に対する治療薬がないことのほか、要介護であり、少子高齢化の中で労働力の減少にも影響が及ぶ。アルツハイマー病の発症機序は明らかとなっていないが、これまでの研究から発症を引き起こすのはアミロイドβタンパク質(Aβ)と考えられている。本研究は、このAβを産生する酵素活性に着目し、この活性変化なぜ起こるのか明らかにする。将来的には発症を遅延できるように展開していく。
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