研究課題/領域番号 |
16K18480
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
システムゲノム科学
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研究機関 | 高知大学 (2017-2018) 基礎生物学研究所 (2016) |
研究代表者 |
山崎 朋人 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 助教 (70512060)
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研究協力者 |
セルーリー ヘリベルト
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マイクロRNA / クラミドモナス / mRNA-seq / sRNA-seq / RIP-seq / RNA silencing / 発現制御 / ゲノム |
研究成果の概要 |
生体内には遺伝子の発現を制御する仕組みが幾重にも存在し、その中にマイクロRNAと呼ばれる小さなRNAが関わるものがある。マイクロRNAは発生、分化などの生命現象の制御に深く関わり、がんなどにも関与している。こうしたマイクロRNAのはたらきは多細胞生物で良く調べられている一方、単細胞生物ではよく分かっていない。そこで私たちは単細胞緑藻クラミドモナスを使い、miRNAが機能しない突然変異体の単離や解析を行い、どの様にしてmiRNAが作られ、機能するのか、その分子メカニズムの一部を解明した。またこうして単離した変異体の表現型解析を行う事で、単細胞生物におけるmiRNAの役割の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロRNAは単細胞~多細胞生物の、広範囲の真核生物で見られる。しかしマイクロRNAの作られ方や役割は非常に多様である。これはそうした仕組みが動植物の共通祖先である単細胞真核生物で成立し、様々な生物への進化にあわせて進化してきたことを意味する。では、マイクロRNAの始原的な姿はどのようなものだったのか?そのヒントは単細胞生物にあるはずであるが、単細胞を使った研究は進んでいない。本研究はそうした謎の解明に寄与する学術的意義がある。
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