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ヒト翻訳制御因子のRNAによる活性化機構の構造基盤

研究課題

研究課題/領域番号 16K18512
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 構造生物化学
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

竹下 大二郎  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (80613265)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードタンパク質合成 / 立体構造解析 / RNA / 構造解析 / タンパク質 / 核酸 / X線結晶構造解析 / 蛋白質
研究成果の概要

様々なストレスをヒト細胞は感知して、応答反応を発揮している。ウイルスが細胞に感染すると、タンパク質合成を調節して生体の恒常性を保っている。翻訳因子リン酸化酵素は、ウイルスが細胞内で感染した際に生産される二本鎖のRNAを特異的に認識して活性化し、翻訳開始因子をリン酸化し、ウイルスの増殖は妨げている。
本研究では、翻訳因子リン酸化酵素とウイルスRNA複合体の立体構造を解明することを目指して、タンパク質発現と精製、RNA調製、および複合体調製を行った。RNAタンパク質複合体の調製には成功しており、様々な条件で結晶化実験を進めている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウイルス感染は、最初に自然免疫機構によって感知され、応答反応を誘導する。本研究で対象とする翻訳因子リン酸化酵素は、ウイルスRNAを感知して翻訳因子をリン酸化してタンパク質合成を抑制する。この反応によって、ウイルス増殖は妨げられている。しかし、翻訳因子リン酸化酵素によるウイルスRNAの認識機構と活性化機構は不明であり、本研究の構造解析と生化学的解析によって明らかにする。本研究が達成されれば、ヒト体内の自然免疫におけるウイルス反応が原子レベルの分解能で明らかとなり、抗ウイルス剤として利用可能な化合物の創出にも繋がると期待される。

報告書

(2件)
  • 2018 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 翻訳制御機構の構造基盤解析2017

    • 著者名/発表者名
      竹下 大二郎、沼田 倫征
    • 学会等名
      第16回LS-BT合同研究発表会
    • 発表場所
      産業技術総合研究所つくばセンター
    • 年月日
      2017-01-31
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2025-01-30  

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