研究課題
若手研究(B)
様々な免疫細胞から産生される炎症性サイトカインの分泌制御は,適切な炎症応答のバランスを保つうえで極めて重要である.今回我々は,抗ウイルス免疫に関与する形質細胞様樹状細胞(pDC)のIFN-α分泌に関わる分子としてSortilinを同定した.また,SortilinがTLRシグナル依存的にmRNAレベルで発現制御を受け,ポリC結合蛋白質がその制御に関与している事を見いだした.細胞内亜鉛濃度に依存してSortilin mRNAが分解されることから,ポリC結合蛋白質は細胞内亜鉛濃度に応答してSortilinの発現制御を行っていることが示唆される.
免疫細胞から産生される炎症性サイトカインの分泌制御は,適切な炎症応答を保つうえで極めて重要である.本研究では,抗ウイルス免疫に関与する形質細胞様樹状細胞(pDC)において,IFN-α分泌に関わる分子としてSortilinを同定し,その重要性を明らかにした.また,SortilinがTLRシグナル依存的にmRNAレベルで発現制御を受けており,その制御にRNA結合蛋白質であるポリC結合蛋白質が関与している事,更に細胞内の亜鉛がSortilinの制御に関わることを明らかにした.
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 5件) 備考 (1件)
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