研究課題/領域番号 |
16K18587
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
遺伝・染色体動態
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研究機関 | 北海道大学 (2017-2018) 岩手医科大学 (2016) |
研究代表者 |
蛭田 千鶴江 北海道大学, 理学研究院, 研究院研究員 (20723018)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ミジンコ / 単為生殖 / 減数分裂 / ゲノム編集 / 生殖細胞形成 / ノックアウト / ノックイン |
研究成果の概要 |
ミジンコの単為発生卵形成でみられる「減数しない減数分裂」の過程が減数分裂をどのように改変させたものなのかを明らかにすることを目的に、①ゲノム編集基盤を確立して、染色体の動態とその分子機構を解析する、②分裂を人為的に制御するという2つのアプローチから研究を行った。その結果、CRISPR/Cas9による標的遺伝子のノックアウト法を確立することができた。さらに、TALENおよびCRISPR/Cas9を用いたノックイン法の確立を進めている。また、分裂にはMos-MAPK経路の関与が示唆されたことから、阻害剤を用いた解析を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単為生殖は、卵が受精することなく単独で発生して個体が生じる現象である。単為生殖は卵を形成する分裂である「減数分裂」を変化させて実現されているため、単為生殖の機構の解明は減数分裂の機構の理解につながる。本研究では、ミジンコを用いて単為生殖の機構を明らかにすることを目指し、ゲノム編集法のひとつであるCRISPR/Cas9による標的遺伝子の破壊法を確立した。これにより、単為生殖に関わる遺伝子の機能を解析することが可能になったので、今後の研究進展が期待される。
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