研究課題/領域番号 |
16K18647
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
松本 和浩 静岡大学, 農学部, 准教授 (60508703)
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研究協力者 |
藤田 知道
佐藤 早希
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 果実品質 / 生理障害 / 赤果肉 / 有袋栽培 / 無機成分 / アントシアニン / リンゴ / 栽培技術 / 高品質化 |
研究成果の概要 |
斑点性障害の発生率と日照時間との間に相関関係が見られた.光を透過しない果実袋で果実を7月中旬から9月末まで被覆すると斑点性障害の発生を防止したが,それより短い期間では障害の発生が見られたことから,斑点性障害の発生を防止するためには少なくともこの期間,光を透過しない果実袋で果実を被覆する必要があると考えられた.以上のことから、リンゴ新奇斑点状障害は長時間光にさらされることで発生し、光を透過しない果実袋を利用した有袋栽培は,リンゴ‘紅の夢’に発生する斑点性障害を防止ために有効な実用技術であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、これまでカルシウムやホウ素の不足が原因と考えられてきたリンゴ果実に発生する斑点状障害のほかに、長い期間太陽光にさらされることにより発生する新たな斑点状障害が存在することが明らかになった。この障害の防除法は明らかではなかったが、本研究により光を通すことのない果実袋を7月中旬から9月末まで被覆することで、新規斑点状障害を完全に防止できることが明らかになった。これにより、新たな障害により商品価値が無くなる果実が発生しなくなり、生産者に大きなメリットがあるものと考えている。
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