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ウイルスベクターを用いたサクラ属果樹の遺伝子機能評価系の開発およびその園芸的利用

研究課題

研究課題/領域番号 16K18651
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 園芸科学
研究機関岡山大学 (2017-2018)
京都大学 (2016)

研究代表者

河井 崇  岡山大学, 環境生命科学研究科, 助教 (90721134)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード果樹 / サクラ属 / ウイルスベクター / ジーンサイレンシング / 遺伝子機能評価 / 開花促進 / 早期開花誘導 / 園芸学 / 遺伝子 / ウィルス / 植物 / バイオテクノロジー
研究成果の概要

本研究では、実用性の高い花成関連遺伝子に着目し、様々なサクラ属果樹を対象にリンゴ小球形潜在ウイルス(ALSV)ベクターを用いた遺伝子機能評価および早期開花誘導の有効性を調査した。花成との関連が示唆されるFT遺伝子の全長配列あるいはTFL1遺伝子の部分配列を組み込んだALSVベクターを遺伝子銃で接種したところ、アンズ、カンカオウトウ、アーモンドの数品種において感染が確認された。しかしながら、早期開花などの形質変化は観察されず、サクラ属果樹の遺伝子機能評価や応用研究にALSVベクターを有効活用するためには、接種手順や生育条件のさらなる検討が必要であると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

主要果樹種を多く含むサクラ属果樹では、早くから重要な園芸形質に関する遺伝子研究が進められてきたが、有効な遺伝子機能評価の手法が確立されていないため、得られた成果を果樹栽培・育種に十分に活用できていないのが現状である。本研究では、サクラ属果樹においてALSVベクターを用いた遺伝子機能評価法を確立するとともに、開発された系を応用して、育種の効率化につながる早期開花誘導技術の開発に取り組んだ。早期開花誘導には至らなかったものの、本研究で検討した効率的なウイルス接種法や、種・品種ごとの感染性に関する情報は、今後、基礎・応用の両面においてウイルスベクターを有効活用する際の重要な知見となり得る。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Virus-induced gene silencing in Prunus fruit tree species with the Apple latent spherical virus vector2018

    • 著者名/発表者名
      Takashi Kawai
    • 雑誌名

      Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University

      巻: 107 ページ: 11-17

    • NAID

      120006383843

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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