研究課題/領域番号 |
16K18715
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 (2018) 横浜国立大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
辰巳 晋一 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 研究員 (40773437)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 森林 / 生物多様性 / 林業 / 菌類 / 植物 / 生態系管理 / 微生物 / 森林管理 / 林学 |
研究成果の概要 |
近年、木材生産と生物多様性保全の両方を考慮する方法として、森林を伐採する際に樹木をあえて残す「保残伐施業(Retantion forestry)」が注目されている。本研究では、保残伐施業が生物多様性に与える影響を調べた。 その結果、保残伐施業が行われた場所では、伐採が行われなかった場所と比べて、生物の種数が多いことが分かった。また、伐採跡地の植生の遷移は、隣接する個体間の競争に大きく規定されていることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、保残伐施業をはじめとする林業活動を行ったときに、森林に住む生物がどのように反応するかを理解・予測するのに役立つ。これまで我が国では、主に森林景観内に一定面積の保護林を区分け(ゾーニング)することによって、生物多様性の保全に配慮してきた。これに対し、保残伐施業は同じ場所で木材生産と生物多様性保全を両立させることを目指す新しい施業方法であり、本研究で得られた成果はその発展に寄与すると期待される。
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