研究課題/領域番号 |
16K18770
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木村 匡臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80725664)
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研究協力者 |
安瀬地 一作
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 田面水 / 平面2次元流 / 流れの可視化 / PIV / 用水の反復利用 / 気候変動 / UAV / 熱画像 / 反復利用 / 水田流域 / 熱環境 / 水環境 / 窒素動態 |
研究成果の概要 |
水田流域における水環境に対して,空間的な構成要素(用水路-水田群-排水路)間の相互作用を考慮した,流れ場,熱環境,溶存窒素動態の統合的な解析モデルを作成した.本モデルは,稲株が無数に存在する水田圃場の中での田面水の流況を表すモデル,田面水の流れ場や灌漑水の水温,気象条件に影響を受けて,水田内の温度環境や田面水中の窒素濃度分布がどのように変化するかを表現するモデル,用水地区全体の水温,窒素濃度の分布を時空間的に表現するモデルにより構築される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により開発された田面水の平面2次元流計算モデルは,水田内の温度環境分布の解析のみならず,例えば水口から液肥や農薬等を流し込んだ際の水田内への分散状況を予測するツールへも応用が期待される.また,水田内の温度環境分布の計算モデルは,田面水の水理条件(水深,流速)と田面水温や葉温との関係を明らかにできるため,リモートセンシングやセンサー類により取得した熱画像を用いて,水田内の湛水深や灌漑水量,水稲の生育状況を推定する手法へと展開させることを予定している.
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