研究課題/領域番号 |
16K18800
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 宮崎大学 (2017-2019) 北海道大学 (2016) |
研究代表者 |
中村 健介 宮崎大学, キャリアマネジメント推進機構, 准教授 (80625898)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肺高血圧症 / 右心機能 / 心エコー / 肺塞栓 / 肺血栓塞栓症 / 肺高血圧 / strain |
研究成果の概要 |
当該研究期間内に、肺高血圧モデル動物を作成し、肺動脈圧と心エコーでの右心機能指標の関連性を評価したところ、いくつかの右心機能指標が肺動脈圧を良好に反映している事が明らかとなった。特に、本研究で着目した新たな指標である右室の収縮の同期性を評価するRV-SDについては最も有用性が高い指標である可能性が示唆された。さらに、肺高血圧症を自然発症した犬においても同様にRV-SDが肺高血圧症の診断に有用な指標である事を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺高血圧症の診断は専門性と侵襲性の高い心臓カテーテル検査によって下されるが、本研究により、心エコー検査による肺高血圧症の診断がより高い精度で実施できる可能性が示された。肺高血圧症は様々な疾患に続発して生じる重大な合併症の1つであるが、その中には高山病や、災害関連疾患でもある肺血栓塞栓症などが含まれ、患者の中には心臓カテーテル検査が到底実施不可能な状況にある方も少なくない。そのような状況でも実施が可能な心エコー検査により本症の診断が可能となることで、正確かつ簡便な診断の基に救命率が向上する事が期待される。
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